今日は支援部2回生のみれいです!!
私は2019年の夏にスタツアに初参加しました。
外国に2週間も滞在することが初めてで、講習会以外に何をするのかもわからずカンボジアに行きました(笑)
私にとって一番ためになったなと思えるのは、カンボジアの首都・プノンペンでの歴史学習です。私たちは、トゥールスレンという政治犯収容所と、キリングフィールドという処刑場を訪れました。
かつてポル・ポト政権下のカンボジアでは大量虐殺が行われていました。原始共産主義を掲げ、都市部の人々を農村部に送り、過酷な強制労働を強いられ、食料も十分に与えられず餓死する人も多かったそうです。また、資本主義的な考えを嫌い、教師や医者など豊富な知識を持つ人を政治犯として逮捕していました。時には、眼鏡を掛けていたり、手が柔らかい(農作業などの肉体労働をしていない)とみなされたりしただけで、逮捕され収容所に連行されました。
トゥールスレンでは、連行された人々の拷問の様子の絵や拷問に使われた器具、独房などを見学しました。発見当時のまま保存されていて、残酷な歴史を肌で実感しました。
キリングフィールドでは、遺体が埋葬された穴の数々や、掘り起こされた遺品が展示してありました。オーディオガイドでは、それぞれの場所の説明に加え、当時の兵士や生存者の証言を聞くことができました。
これらの歴史学習は、KAPの理念である「途上国におけるいのちの保護と基本的な生活の改善」には関係ないかもしれないけれど、カンボジアを支援する上で、これまでの歴史を理解して「なんでカンボジアは支援する必要があるのか」を考えて支援につなげることができる、と思います。
カンボジアでは、講習会や歴史学習のほかにも、アンコールワットなどの観光地に行ったり、おしゃれなカフェでランチしたり、ナイトマーケットで買い物を楽しんだりととても充実した日々を過ごしてました。もう一度カンボジアに行ける日を願って、今も活動を進めています!
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